掲示板やSNSなどURLを直接本文中に記述するしかリンクを作る機能のない場合
CGMからリンクを得ようとすると、長すぎるURLは好まれません。
短いURLが望ましい
検索エンジンは、URLの長さを特に問題はしませんし、リンクを記述する場合でもURLが長いのは特に問題にはなりません。
ですから、それだけを考えるなら、URLは長くてもかまわないといえます。
しかし、掲示板やSNSなど、URLを直接本文中に記述するしかリンクを作る機能のないメディアの場合に困ります(自分でリンク用のHTMLタグを記述する事は許されておらず、本文中に記述したURLが自動的にリンクに変換される機能だけが用意されている場合など。掲示板やブログのコメントランなどに良くあります)。
このような場合では、長すぎるURLはあまり好まれません。
URLは半角文字の集合で、空白を含みません。
その為、ブラウザによってはURLの最初から最後まで一切の自動改行が行われません。
すると、長いURLを記述する事によって、ページのレイアウトが大きく崩れてしまう事があります。
URLに日本語文字をそのまま使うと、検索結果のURL表記にも日本語文字が表示されるため、旨く活用すればSEO面やアクセス向上施策として有効だという考え方もあります。
検索エンジンは、検索後に使われた単語がURL内にも含まれていれば強調表示します。つ
まり、検索エンジンは、URLそのものも検索結果の順位を決定する要因として採用しているという事です。
また、検索結果ページの「タイトル」「概要文」に加えて、「URL」欄でもキーワードを表示させる事で、閲覧者の目に付きやすくする効果も考えられます。
これらの事から、URLに解りやすい名称を使っておくことはメリットがあります。
しかし、日本語文字をURLに使う場合、実際にはURLエンコードされた文字列を使う必要があります。
例えば、「桜」という1文字は「%E6%A1%9C」と表記する事になります。
その為、アドレス欄で見るURLは解りにくくなってしまいます。
SEO面ではURLが長くても特にデメリットはありませんし、アドレス欄の表示を除けば、URLに日本語を含むことは便利な事もあります。
URLに日本語文字列を含めたい場合は、あまり長くなりすぎないように注意すると良いでしょう。
動的生成に見えなくする
ブログツールなどのCMSによっては、全てのページが動的に生成される場合があります。
ページの生成方法が動的であっても静的であっても、検索エンジンは基本的には同じように扱います。
しかし、URLにパラメータが多い場合、検索エンジンは情報を拾わない可能性があります。
動的生成であってもURLが不変であればリンクは可能ですから、特に問題はありません。
最近では、全ページを動的に生成するCMSツールやブログツールが多く活用されています。
しかし、無用な心配を避けるためには、動的に生成されているページがまるで静的に生成されているページに見えるよう、URLを工夫すると良いでしょう。
Webサーバの機能を使えば、動的生成にしか見えないURLを静的生成であるかのように見せかける事ができます。
WebサーバがApacheの場合は、mod_rewriteというモジュールを活用する事で実現できます。