「見出し」の中に最適化したいキーワードを含める
書かれている話題を判断するために「見出し」要素は重要です。見出しのレベルに合わせて正しく活用しましょう。
見出しの内容は検索エンジンに重視される
検索エンジンは、本文中の「見出し」に書かれた文字列を、そのページで扱われている内容の判断に利用します。
「見出し」には、続く段落の内容を端的に表現した文字列が含まれていると考えられるため、「見出し」の中に最適化したいキーワードを含めるようにすれば、検索エンジンに対してページの話題をより的確に伝えられるようになります。
HTMLには、「見出し」を表現する要素が6種類用意されていますので、これらを旨く活用しましょう。
その6種類は、重要度によって分かれており、「h1」が最も重要な見出しで、「h2」、「h3」・・・と続き「h6」まであります。
段落の内容に合わせて、これらの見出しを「h1」から順に活用します。
見出しにキーワードを旨く含める
見出しには、そのページで最適化したいキーワードを含んでおくようにします。
例えば、最適化キーワードを「検索エンジン」とし、検索エンジンの「概要」・「歴史」・「将来」を話題にしているページを考えます。以下のような見出しでは大にレベルの見出し(h2要素を使った見出し)にキーワードが含まれていないため、SEO効果がありません。
以下のように、キーワードを含めておく事で、重要なキーワードを検索エンジンに伝える事ができ、SEO効果が得られます。
尚、見出しの中に大量の単語を含めても意味がありません。
一つの見出しの中に、たくさんの単語を含めれば含めるほぢ、1単語辺りの価値(重要度)が相対的に下がってしまいます。
また、同じ単語を何度も繰り返し記述すると、検索エンジンスパムと判断されかねません。
見出しには、最適化キーワードを1階ずつ含む、短い文字列を書いておきましょう。
文章構造に合わせて見出しを使い分ける
サイト名やコーナー名など最も重要な見出しには、h1要素を使います。そこから見出しのレベル順に応じて、h2/h3・・・のように順番に使い分けます。
同じレベルの見出しはページ中に何度出てきてもかまいませんが、論理的におかしな構造にならないようにしましょう。
例えば、未だ1度もh2要素が登場していないのに、h3要素が登場する事は構造上おかしいです。
ただ文字サイズを大きくするだけでは「見出し」にはならない
文字のサイズを大きくして「見出しのように見せる」だけでは、見出しとしては不十分です。
ブラウザの閲覧者向けにはそれだけでも通用しますが、検索エンジンは「見出し」だとは認識できません。
「見出し」だと認識されるためには、「見出しをあらわす用語」を使う必要があります。
画像を見出しにする場合でも使える
見出しを画像にする場合でも、見出しを表現する要素内に画像を入れておけば、検索エンジンなどは、その画像の大が絵文字(alt)を見出しとして解釈します。
例えば、画像をつるimg要素をh1要素に含めます。
これで、imgタグにalt属性で指定した文字(大が絵文字)が、「見出し」として解釈されます。
装飾はスタイルシートで
代表的なブラウザでは、見出しの重要度に応じて表示される文字のサイズが変わります。
h1は最も大きな亜文字で、h2/h3・・・と段階を経る誤とに小さくなってゆきます。
装飾が気に入らない場合でも、表示させたい文字サイズを基準にして見出しのレベルを選んではいけません。
文字サイズはスタイルシートを使って自由に変更できるので、文章構造に沿って要素を使いましょう。