ツリー構造に関係ない横のつながりも用意し全てのページを入口として機能させる
何度もクリックしないと到達できないページは、検索エンジンにもクロールされにくく、ユーザーもアクセスしにくくなります。
クリック回数を少なく抑える
Webサイト全体の構造は、浅いツリー構造になるようにしましょう。
何度もリンクをたどらないと到達できないような深い位置にあるページは、検索エンジンにクロールされにくくなります。
また、アクセス者にとっても何度もクリックしなければならない位置にあるページには、アクセスしにくいでしょう。
ここでのツリー構造とは、ディレクトリ構造の事ではありません。
ディレクトリ構造が深くても、少ないクリック数で到達できるようリンクが張られていれば問題ありません。
一般的にディレクトリ構造は、ほぼそのままツリー構造にもなるので、最初にディレクトリを作る段階で必要かどうか考えておくほうが良いでしょう。
コーナーの構成上の問題から浅い階層構造にできない場合は、無理に構造を変える必要はありません。
少ないクリック数で到達できるよう、ショートカットリンクを用意したりサイトマップページなどを作っておく事でも対処できます。
実際のディレクトリ構造とツリー構造は一致しているほうが望ましいですが、ディレクトリ構造が深い場合、不利にファイルと移動する必要はありません。
検索サイトからのアクセス者を逃さないよう、URLは極力変化させないほうが良いからです。
構造を大きく改変して整理しようとする場合は、旧URLでもアクセスできるよう、リダイレクトを忘れずに設定しておきましょう。
解りやすさを保ったまま浅いツリー構造にする
深い構造を浅くするためには、例えば以下のように構造を修正すると良いでしょう。
「トップページ」→「大分類トップ」→「コーナートップ」→「内容」→「2ページ目」・・・などのような構造になる場合を考えます。
大分類を飛ばして、トップから各コーナートップへ移動させるようにすれば、1段階階層を減らせます。
大分類ページを削除する必要はありません。
コーナー数が多いなら分類をわかりやすくするためにも大分類ページはあったほうが良いでしょう。
ただ、大分類ページを経由しなくても各コーナーへ移動できるようリンクを作っておけばよいのです。
ツリー構造を無視した横のつながりも必要
トップページからの移動回数だけを減らす構造になっていれば十分という訳ではありません。
実際のアクセス者はどこのページに最初にアクセスするかわかりません。
全てのページを「入口」として機能させるよう、ツリー構造には関係ない横のつながりも用意しておく必要があります。